芝音研IEMケーブル 2017年5月受注 オーダーフォームへ
追加内容3点
(1)スライダーカラーの追加について
(2)新部品の採用について テルル銅製2Pinコネクタ等
(3)新機材の導入(精密ワイヤーストリッパー)
(1)スライダーカラーの追加について
白色のスライダー pic.twitter.com/0mejntHoGY
— Siba (@sibaonken) 2017年5月2日
新しいスライダーカラーとしまして白色を追加いたしました。
今までは,黒一色を標準品としておりましたが,電線の色と合わせてスライダーの色を
黒・白の2色からお選びいただけるようになります。
目立たないように思えるかもしれませんが,
ケーブル全体の印象に影響をもたらすアクセント的な要素があります。
黒・白ともに無償で選択が可能ですので,外観からもケーブルをお楽しみいただき,
お手持ちのIEMを音でも外観でも引き立てるお手伝いをできましたら幸いでございます。
(2)新部品の採用について テルル銅製2Pinコネクタ等
前から欲しかった。ようやく入手しました。 pic.twitter.com/dAfKAVHKdD
— Siba (@sibaonken) 2017年4月28日
下記のとおりに新部品を追加いたします。
(2)-1 IEMコネクタ
・CIEM 2Pin PREMIUM テルル銅(埋込対応 ¥2,800)
・ALUMINUM Shell JH 4Pin(¥4,800)
(2)-2 プラグ
・3.5mm 3極 PREMIUM-Carbon (¥2,500) ガンメタカラー
・3.5mm 4極 PREMIUM (¥2,800) 黒色シェル,赤ロゴ
・2.5mm 4極 PREMIUM-Carbon (¥2,800) シルバーカラー
IEMコネクタに関しましてはテルル銅製のCIEM2pinコネクタを採用いたします。
通常,3.5mmプラグやIEMコネクタなど,ほとんどの接合部位は真鍮+金メッキにより製造されております。
その為,リケーブル対応のIEMは真鍮の厚い中低音が現れます。
据え置きにおいては高級なRCAが有り,また4.4mmプラグでは無酸素銅を使用したプラグがあり,
高音質なプラグが多くあります。ポータブルでは接合部品の選択肢は限られており,小さく作られていることもあり,
銅などでの制作は技術的にも難しい状態にあります。
以上から,ポータブルにおいてはプラグの選択肢は十分な状態でなく,
また,その品質の大きな違いを実感しにくい状態にあるともいえます。
今回追加したIEMコネクタの一番のポイントはピンにテルル銅を採用したことです。
テルル銅の採用で真鍮以外の素材で音響向けにコネクタを作成できるようになり,
その音も純銅に近いものになります。真鍮のような重心のある音でなく,
聞き馴染みのある銅のスッキリ感や音の広がり,クリアさが魅力のコネクタです。
アンプ側のプラグはテルル銅ではないものの,銅のようなスッキリ見通しの良い音で,
他のプラグと比べても音のグレードは高い状態です。その為,合わせて採用をしております。
実感しにくいところでもありますが,ポータブルオーディオにおいて接合部による
ボトルネックの解消にこれらのプラグが貢献することを期待しています。
設計品質や出来栄えの品質に強いこだわりがあり,原材料費が高く,また調達費用もかさむため,
他のオプションと比較して高価なものとなっております。一方で,採用による音の面での効果も大きく,
推奨品として採用する考えであります。接合部からも音の改善に貢献できましたら幸いでございます。
コネクタはテルル銅製。詰まりがなく,スッキリとした音です。 pic.twitter.com/5QjhnnmHno
— Siba (@sibaonken) 2017年4月28日
(3)新機材の導入(精密ワイヤーストリッパー)
クニペックスのワイヤーストリッパ。こちらは精工で切れ味もよく,剥く長さも均一にできるようになる。作業も楽に仕上がりも良好で良い買い物であった。 pic.twitter.com/I51RnBKUgy
— Siba (@sibaonken) 2017年4月18日
前回のロットより,精密ワイヤーストリッパー KNIPEX 121202を導入しました。
電線の皮膜を傷つけずに,かつ均一の長さで皮膜を剥くことができる
高性能なワイヤーストリッパーでございます。同じように処理できるようにして,
IEMコネクタ・プラグと電線の接触面が常に同品質になるように製造いたします。
より良い状態でケーブルをお渡しできますよう,
製法・設備のグレードアップを今後も継続いたします。